雇用機会の拡大を図り、安定した、持続性のある財源を確保するために、産業、経済の活性化を確実なものにしなければなりません。競争力のある優良企業の誘致、成長産業の育成や創業支援、地場産業、農業、商業、工業等の既存産業及び中小企業の育成等を「産業振興条例」及び「産業振興ビジョン」により進めます。あわせて観光産業の活性化を図ります。
◇企業誘致、市内企業の事業規模拡大の促進
ワンストップ窓口の設置、 既存企業の規模拡大に対する助成制度やふるさと融資制度の創設などにより、進出企業のサポートの充実を図っています。企業誘致は他の地方公共団体との競争です。他自治体の動きを把握し、企業誘致を進め雇用の拡大を図ります。
◇既存産業及び中小企業の支援、起業・創業支援の実施
中小企業資金融資制度の拡充や各種支援制度の情報提供等により商工業、地場産業等への支援も充実させています。今後も事業主のみなさんの声を聞き、有効な支援策を実施します。また、佐倉での起業、創業を支援し、企業の成長を促進します。起業時に加え、創業から10 年未満の若い企業の継続と発展を図るため、新たな支援策を検討します。
◇企業誘致・産業振興担当理事の配置
経済産業省の協力、支援を得て産業振興、企業誘致を担当する人材を確保し、担当理事を配置しました。今後もこの体制を維持強化します。
◇6次産業化の推進等農業への支援の充実
自然環境や文化にまたがる農業の多面的な機能を重視し、6次産業化の推進等、農業経営の強化、耕作放棄地の解消を促進し佐倉の農業を守ります。新規就農者については、生活営農の両面からの支援を行います。
◇印旛沼周辺地域の整備推進
佐倉草ぶえの丘、サンセットヒルズ、ふるさと広場の施設改修に加え、滞在型市民農園の開設やふるさと広場と佐倉草ぶえの丘を結ぶアクセス道路の整備、京成佐倉駅から散策路の整備、船運の実施などにより、印旛沼周辺地域を農業だけでなく市民の憩いの場、北総地区の観光の拠点となるよう整備します。また、県と協力してサイクリングロードに沼の見える休憩施設を設置します。
◇花やイベントを活用した観光振興
貴重な原種のバラを保存育成し国際的にも評価の高い佐倉草ぶえの丘バラ園や、ふるさと広場のチューリップ、佐倉城址公園の花菖蒲など、花を活用してリピーターの増加を図るとともに、市民花火大会や時代まつり、秋まつり等の主催者との連携協働により、観光イベントを充実させ、観光の振興を図ります。
◇スポーツを活用した活性化の推進
佐倉朝日健康マラソン大会の更なる充実、AC ミランサッカースクールヘの支援、長嶋茂雄記念岩名球場の改修による夏の高校野球大会の誘致、長嶋茂雄氏少年野球教室の開催、佐倉に縁の深い著名な選手・団体の資料展示、東京オリンピック・パラリンピックの外国選手団キャンプ誘致などにより、岩名運動公園等を活用し、スポーツを通じたまちの活性化、経済の振興を図ります。
◇歴史的資源の活用
日本100名城に数えられる佐倉城の城下町である佐倉の知名度を高めることを目的に、平成 22 年から佐倉城下町400年記念事業を実施中です。これを平成 29 年度まで継続するとともに、新町周辺の町並み景観の整備、佐倉城大手門跡周辺の公園整備を行い、更には国立歴史民俗博物館と連携して歴史のまち佐倉の価値を高め魅力を広く全国に広めます。井野長割遺跡、本佐倉城等の国指定の文化財の活用についても引き続き検討し推進します。
◇シティプロモーションの推進
人口減少、少子高齢化が進むなかで、まちの活力を維持、増加させることを目的に、佐倉の魅力を戦略的に広く発信し、来訪者、転入者の増加を図るシティプロモーション(シティセール)活動に取り組み佐倉市のイメージを高めます。
◇ご当地(佐倉)ナンバーの導入
地域の振興や観光振興の観点から、自動車検査登録事務所の有無によらず、ナンバープレートの地域名表示を認めるご当地ナンバーは、これまでに全国 19 地域が認められています。次回国による募集が行われた際には、 佐倉ナンバーを実現し、 佐倉市を全国に発信できるように準備を進めます。
◇あやめサミット及び平和首長会議の開催