基本政策✽安心できる高齢化・少子化時代の福祉の充実✽(2)

✽安心できる高齢化・少子化時代の福祉の充実✽(1) より続く
少子化時代2
(写真は実績)
◇高齢者世帯への見守り等の充実
地域包括支援センターや自治会町内会をはじめ多様な主体の参加により、地域における見守りを充実させ、また、成年後見人制度、信託制度、リバースモゲージ等の普及を図り、高齢者世帯、特に1人住まいの高齢者の安心安全を確保します。

◇認知症対策の充実
1万人を突破した認知症サポーターの更なる養成と、医師会等との連携により構築した認知症の早期発見、早期治療のための認知症地域ネットワークにより、認知症(患者とその家族)にやさしい佐倉づくりを推進します。

◇介護施設の充実、整備
市内には広域型9か所(定員 780 人)、地域密着型2か所(定員 49人)の特別養護老人ホームが整備されていますが、依然として多い入居希望者の声に応える為、今後は、市民が優先して入所できる地域密着型特別養護老人ホームの整備を促進します。また、小規模多機能型居宅介護などその他の高齢者施設の設置も促進します。

◇在宅医療、介護の充実
介護保険の制度改正を踏まえ、地域支援事業の充実を図ります。また、医療と介護の連携、介護サービスの充実強化を進め、関係機関へ通院、通所できない高齢者等のための在宅医療、介護が連携した地域包括ケアシステムの構築を進めます。

◇シニア世代の力を地域に生かす生きがい対策
シニア世代の人たちは、サービスの対象というだけではありません。経験豊かな貴重な人財です。地域課題の解決のため、力を発揮していただくことが期待されます。高齢者クラブ及びシルバー人材センターの支援などに加え、NPOやボランティアとして活躍していただけるよう各種取り組みを、生きがい作りと人財育成を意識して進めます。

◇障害者総合支援法に基づく障害福祉の推進
障害者総合支援法の趣旨に沿って、様々な方策により障害福祉の推進を図っています。要望の多いグループホームの整備を促進し、障害を持つ方々が安心して暮らせる環境を目指します。
精神障害者が、地域で安心して暮らせるように、グループホームなどの施設整備を進めます。尚、運営費補助と家賃補助について、事業者と利用者の負担軽減に努めます。

◇「健康のまち佐倉」の推進
市独自に国民健康保険の特定検診でのクレアチニン検査、人間ドック助成、予防接種の公費助成などを導入し、日常のスポーツ活動を促進して、市民の健康づくりを推進してきました。人間ドック助成の拡大(脳ドック)、健康プランの個別化や健康講座の実施など、予防医学の考えを元に、専門家の協力を得て、健康のまち佐倉を更に推進します。

基本政策✽安心できる高齢化・少子化時代の福祉の充実✽(1)

少子化時代1(写真は実績)

弱者に温かく、立場の弱い人々に優しい、暮らしや健康の保持に過剰な自己責任を求められず、安心して過ごせるまち、高齢者や障害者、その家族が将来に不安が無く安心できる福祉の充実したまち、余裕を持って子育てのできるまちを目指して、地域包括支援センターの充実、障害者就業・生活支援センターや特別養護老人ホームの整備、保育園・学童保育所の増設等に積極的に取り組んできました。それらを更に進めます。

◇保育園待機児童の解消
この8年で保育園定員を大幅に拡大し、平成 26 年度末には 1904 人となりました。しかし、利用希望者は更に増加しており、待機児童の解消には至っていません。保育園定員の更なる拡大、小規模保育事業、ファミリーサポートセンター、認定こども園の設置促進など、多様な方策を駆使して待機児童の解消を図ります。

◇安心できる保育の充実
保育士、学童保育指導員への研修などにより、保育内容を充実させ、子どもたちの健やかな成長を支える保育の質の向上を図ります。また、保育士の処遇向上に努めます。

◇市内全域での小学6年生までの学童保育実施
小学3年生までの学童保育所を全小学校区に設置し、4年生以上の受入れも大幅に進めました。残る5小学校区で施設整備を推進し、市内全域で6年生までの学童保育を実現します。

◇安心して子どもの医療が受けられる体制の堅持
所得制限なしに中学校3年生まで拡大した子ども医療費助成を継続、小児初期急病診療所の維持、充実等により安心して子どもの医療が受けられる体制を堅持します。

◇結婚、妊娠、出産から子育てまでサポートが得られる環境の整備
地域で出会い、愛情や絆をもって、家庭を築き、子育てができる環境が整うように、結婚、出産、子育てへのサポートの充実を図ります。特に、子育てコンシェルジュの設置、「佐倉っ子・子育てナビ」等の活用など様々な手段により子育て情報の充実を図ります。

✽安心できる高齢化・少子化時代の福祉の充実✽(2) に続く